アレキサンドライト(英:Alexandrite、アレクサンドライトとも)は、1830年代にロシアのウラル地方で発見されたクリソベリル(金緑石)の変種で、後のロシア皇帝であるアレクサンドル二世の名を取りこの名がつけられました。非常に稀少で人気のある宝石で、四大宝石にアレキサンドライトを加えて五大宝石とされることもあります。6月の誕生石(アメリカでのみ7月)の一つでもあり、更に結婚45周年を祝う宝石でもあります。石言葉は、「秘めた思い」など。ちなみに、同じクリソベリルの変種にクリソベリル・キャッツアイ(猫目石)があります。
アレキサンドライトの最大の特徴は、光源により劇的な色の変化を示す「変色効果」にあります。アレキサンドライトの色は、日光や蛍光灯の下では青緑色、ロウソクの火や白熱灯の下では赤色に変化します。このため、「昼のエメラルド、夜のルビー」と呼ばれ、この変色性の強さがアレキサンドライトの品質を決める重要な要素となっております。ちなみに、アレキサンドライトが示すこの2つの色が、発見当時のロシアの軍服のカラーリングと同じだったことから、ロシア国内で大いにもてはやされた、という逸話もあります。
現在の主な産地はブラジル、スリランカ、インドやマダガスカル等です。発見地であるロシア産のものが高品質とされておりますが、産出はごく少量となっており、ロシア産というだけで高値がつけられる傾向にあります。
また、非常に稀にキャッツアイ効果(シャトヤンシー)を示すものもあり、その稀少性ゆえに非常な高価で取引されています。なお、アレキサンドライト・アレキサンドライトキャッツアイ共に、暗緑色ではなく青みを帯びた緑色に変色するものが特に貴重とされています。
アレキサンドライトは「皇帝の石」とも呼ばれ、その稀少性から「三大稀少石」の一つにも数えられている、とても貴重な宝石です。当社では、アレキサンドライトのルース・各種ジュエリーともに取り揃えております。商品は弊社御徒町店にございますが、他支店へのお取り寄せも承ります。気になる商品がございましたら、お気軽に各店スタッフまでお問い合わせください。
また、お買い上げいただいたルースを使用した、ジュエリーのセミオーダー/フルオーダーも承っております。ご希望に合わせ、様々なご提案をさせていただきますので、ぜひご相談ください。
アレキサンドライトのリフォーム・オーダーメード事例
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