レッドベリル(英:Red Beryl)は20世紀初頭にアメリカのユタ州で発見された、赤~赤紫色を示すベリル(緑柱石)の一種です。発見者の名前から、ビクスバイトとも呼ばれております。非常に稀産であり、代表的な稀少石の1つです。
宝石質のレッドベリルの産出は、発見地と同じユタ州の、ワーワーマウンテンズに限られております。宝石質のレッドベリルは1950年代にはじめて採掘された後、1990年代に入り採掘権者が「レッドエメラルド」の名前で拡販を試み、アメリカだけでなく日本においても百貨店などでキャンペーンが打たれました。
しかし、元々産出量が少ない上、大粒のものは極めてまれなこともあり、採算が取れないことから商業目的での採掘は失敗に終わりました。現在では、採掘権者の一族により細々と採掘が続けられている状態です。
さて、宝石そのものの特徴としては、エメラルドと同様にインクルージョンが多く、オイルや透明樹脂の含浸が行われていることが一般的です。またそのほとんどが小粒であり、殆どが0.5カラット以下、1カラットを超えるものは殆ど産出しません。このため、大粒のレッドベリルは極めて高値で取引されております。
ほぼ産出が行われていないため、現在手に入るものは、市場に流通しているものに限られております。当社の在庫につきましては、ルース、ジュエリーともに御徒町店にございます。また、他支店へのお取り寄せも承っておりますので、気になる商品がございましたら、お気軽に各店スタッフまでお問い合わせください。
また、お買い上げいただいたルースを使用した、ジュエリーのセミオーダー/フルオーダーも承っております。ご希望に合わせ、様々なご提案をさせていただきますので、ぜひご相談ください。
※レッドベリルは、内部にクラック(ヒビ割れ)があるものも多く、リフォームが困難な場合もあります。
※レッドベリルは、基本メッキ加工はいたしかねます。したがって、ホワイトゴールドでのリフォームも承ることができません。