ジルコンのオーダー

ジルコンは、ジルコニウム（Zr)というめずらしい元素を主成分としています。無色のジルコンは、ラウンドブリリアントカットにすると、高い屈折率と分散光が見られ、人造キュービックジルコニアが作り出される以前は、ダイヤモンドの類似品として普及していた石です。
なお最初から類似石を目的としたキュービック・ジルコニアと名前が紛らわしいため、一般の人は間違わられることが多いです。

褐色のジルコンを加熱してできるブルージルコンが人気がありますが、カラーバラエティは下記のようにあります。
なお、キャッツアイ効果を示すジルコンキャッツアイは希少です。

ホワイトジルコン：カラーレスジルコンともよばれます。
パープルジルコン
レッドジルコン
オレンジジルコン
イエロージルコン
グリーンジルコン
ブルージルコン

ブルージルコン

ブルージルコンは、1920年代に突然世界のマーケットに現れて、人を博しました。18世記以来、セイロン島（スリランカ）南部のマタラから、無色とごく淡い黄色のジルコンが採掘され、「マタラ・ダイヤモンド」と呼ばれました。これは品質の低いダイヤモンドを意味したようです。
ブルージルコンは、直接日光に当てると1時間で50％程色褪せます。しかし、それを金庫に保管しておくと、徐々に元のブルーに戻ります。
ブルージルコンは、色が濃すぎると透明度が下がり、美しさを失います。あまり濃すぎないことが、美しいものの条件です。