もう少しで春が・・・の時期にはパールの糸替えの問い合わせ、ご依頼が増えます。

そして夏前~夏にかけてはバングルの破断についての問い合わせ、修理の依頼が多くなります。

季節を象徴する案件の内容と言えるかもしれませんね。







今まで数多くのご依頼を頂いております。

バングルの破断は一度起きてしまうと、仮に溶接で繋いでも元の強度までは完全には戻らず、同じ条件で使うと
同じ個所から再度破断してしまいます。
なので、裏側に一枚銀の板を貼って強度のサポートをしてもらうことによって、ある程度強度を稼ぐことができます。
ただ、バングル使用の特性上、根本的な解決には至りません。
板のエンド部分に今度は力がかかるようになるため、いずれまた破断の可能性は生じてしまいますので
脱着の際には、できる限り広げや縮めは最小限にしてもらう必要があります。

このようなバングルは破断しても修理できません。
・石が留まっているもの
・樹脂などで装飾されているもの
施工時火で高温にさらす必要があるため、これらは溶けたり割れたり等起きるので
誠に申し訳ございませんがお受けいたしかねます。
全てが銀だけでできていて、破断してしまっている場合、ご相談下さい。

こんなところを注視してください。
・デザインが彫られている箇所
・デザインスタンプ等深く凹んでいる箇所 等々
これらの箇所は肉厚が薄くなっていますので、何もデザインがない場所に比べて物理的に弱いです
こういったところに開閉時の力が蓄積され、あるきっかけで破断となります。
たまにお手入れがてら、できれば虫眼鏡などでよ~く観察してみてください。
前兆としては細く細かな亀裂が何本か走っていることがあります。
これがあった場合黄色信号とお考え下さい。
この段階で持ち込まれた場合、亀裂に銀を流し込んで修理することもできることがあります。
※現状精査し最善の方法を取りますが、場合によってはデザインが欠損してしまうこともあります。

まだまだ半袖で過ごす時間は長そうです、お気に入りのバングルの使用回数も増えるでしょう
使おうと思ったら・・・!?!?!?などという事もあるかもしれませんので
ちょっと気にしてみてください。

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