A.金属アレルギー(アレルギー性接触皮膚炎)の1番の原因は、ニッケルです。汗の中の塩素イオンはニッケルを溶かす作用が強く、過去にニッケル・アレルギーにかかった人は少量の汗でもニッケル製品を身につけただけで皮膚炎を起こしたりします。

ニッケルに続いてコバルトクロム亜鉛マンガンなどです。

金がダメとかシルバーアクセサリーはかぶれるという方がいますが、金、プラチナ、銀などは、その地金そのものだけでは、金属アレルギーの心配はあまりありません。ジュエリーで問題があるのは、割金の中に含まれるニッケルや銅やなどの合金が原因である場合が、ほとんどです。
たとえば、14金ホワイトゴールドでは、金の部分が58.5%で、割金として銀17~26%前後+亜鉛0.5~7.5%前後、そして、ニッケルが10~17%前後使用されているタイプがございます。こうなると、ニッケルアレルギーの方は、発症する可能性がありますよね。
18金のイエローゴールドでも割金として、銅が使われていますので、銅アレルギーの方は、要注意です。

したがって、消去法で、比較的金属アレルギーが少ないといえるものは、(純金あるいは、純銀のジュエリーパーツは、ほとんどないので)プラチナのジュエリーと言えると思います。プラチナのジュエリーは、90%(Pt900)あるいは85%(Pt850)の高品位となっていて、割金の割合が少ないのが特徴です。

ちなみに、金属アレルギーになりにくい素材として、チタンと言われますが
当店では、チタンのピアスポストはありますが、他のジュエリーパーツは、
ほとんどないのが現状です。

ちなみに、金そのものでの金属アレルギーは心配はあまりないと上述しましたが、水銀アレルギーがあると構造が似ているため金でアレルギーを起こす可能性は強くなります。

いずれにしても、気になる方は、一度皮膚科で金属アレルギーのバッチテストを行って、何に反応するのか確認されてはいかがでしょうか。

また、金属アレルギーについての記事もこちらに記載しています。
>>金属アレルギー
>>金属アレルギー症状を出さない方法

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